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認知症が重度化したら

認知症も重度になるとどうなるんでしょうか。

まず、意思の疎通をとるのが難しくなってきます。
何かを話しても、意味のわからないことであったり、
相手の言っていることを理解出来なくなります。

質問をしても答えられなくなるだけでなく、
何を質問されているのかや、質問をされている自体わからなくなります。

だからと言って、相手が言っていることを全然分らないわけでもありません。
なんとなくのニュアンスをつかんだり出来る場合もあります。

あとは、身体的な認知機能も低下していき、歩行することが出来なくなり、
最終的には寝たきりになります。

食べる際の飲み込む力も低下していきますので、
食べやすい形を考えなくてはなりません。

噛むことが困難な場合は、ミキサー食にすることも必要になっていきます。
食事していただく時にも、注意が必要になります。

そして、たとえ意思の疎通が難しくなっても、
話しかけることを辞めないでください。

私が実際に介護した方で、要介護5で歩行は困難で、
言葉も単語程度しか発さず、生活全般に介助が必要な方がいました。

意思の疎通は、ほぼ取れず、
いつしか介護者があまり話しかけなくなってしまいました。

すると、表情がなくなったんです。

それまでは笑っていたりしたのに
単語程度の言葉も少しずつ発さなくなっていました。

それに気付いて介護者が積極的に話しかけ、笑いかけ、
スキンシップをとることを心がけました。

そうすると、少しずつですが声を出して笑ったり、
単語でも言葉を発するようになってきてくれたんです。

その時心底思ったんです。諦めないことが大切だって。
何も分らなくなっている、手のかかるだけの人なんかじゃないんだって。

重度化すれば、コミュニケーションよりも、
日々の介助のほうにばかり目が行きがちですよね。

確かに命に関わる大切なこともたくさんあります。
でも、それだけじゃないんです。

話しかけたり、笑いかけることも大切なケアです。
重度化しているからこそ、そういうことが大切になってくるんです。

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